hibi-ki的 がんばらなくていい移住 # 1
Special Issue 1
阿武町って
どんなところ?
2020.10.14
森・里・海に囲まれた阿武町。手つかずの豊富な森林資源を有効活用して、雇用を生み出し、資源やお金を地域内で循環させ、持続可能な暮らしをつくっていこうとする試みが動きはじめています。移住者、地元の人、行政などさまざまな切り口から、変わりゆく町の今を覗いてみてください。

山口県の北部に位置する「阿武町」。日本海に面し、島根県と隣り合う小さな町です。どんな特徴の地域なのか、データや写真をもとに見てみましょう。

写真:西山 勲、取材先/文:田中 菜月

データと写真で見る
阿武町のきほん

●アクセス

山口県阿武町へのアクセス地図

《飛行機》
萩・石見空港から車で約55分
山口宇部空港から車で約90分
※羽田空港発着のみ

《新幹線》
新山口駅から車で約60分

●人口
3202人(2020年7月末時点)

阿武町の年齢構成

●森林面積

阿武町の森林面積

●ジオパーク

モドロ岬
モドロ岬。白亜紀の地層が水玉模様になって露頭している。

平成30年9月に阿武町全体を含む周辺エリアが「萩ジオパーク」として認定されました。日本列島が現ユーラシア大陸の一部だったときの地層などを観察することができます。

ジオパークとは?
洞爺湖や阿蘇山に代表されるように、地球の活動が生み出した大自然を堪能できる場所で、そこには動植物や生態系が広がっています。さらに、その中で私たち人間が生活することで文化や産業などを築き、それらが歴史となって地層のように積み重なっています。ジオパークでは、こうしたつながりを体感することができます。

●火山群と名水

阿武火山群の中心となるイラオ山
阿武火山群の中心となるイラオ山。

阿武火山群にある活火山(単成火山)は約40
※日本の全活火山は111

火山の地層でろ過された湧き水は、良質な生活水として利用されています。

●代表的な農水産物

阿武町の無角和牛

【農業】
米/大豆/ほうれん草/白菜/すいか/キウイフルーツ/梨

【水産】
ブリ/アジ/イカ/キジハタ/カサゴ/イサキ

【畜産】
無角和牛
※阿武郡の在来和牛に、アバンディーンアンガスを交配させた新品種

●アウトドアアクティビティ

阿武町のアウトドアアクティビティ
サーフィン、サップ、シーカヤック、素潜り、釣り、キャンプなど海を満喫できます。

阿武町は小さな町ですが、圧倒的な大自然の中に産業があり、遊ぶところもあって、地場の新鮮な食材を享受している姿が見えてきました。森・里・海がつながった暮らしがここにはあります。

【データ参考】
http://www.machimura.maff.go.jp/machi/contents/35/502/details.htm

2
移住者に聞いてみよう!
3
地元の人にも聞いてみよう
4
阿武町長はこんな人です
5
まちづくりを推進する人
6
移住したらこんな特典が!
7
阿武町の未来予想図
8
地域おこし協力隊に入ったら?

田中 菜月 (たなか・なつき)
1990年生まれ岐阜市出身。アイドルオタク時代に推しメンが出ていたテレビ番組を視聴中に林業と出会う。仕事を辞めて岐阜県立森林文化アカデミーへ入学し、卒業後は飛騨五木株式会社に入社。現在は主に響hibi-ki編集部として活動中。仕事以外ではあまり山へ行かない。
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