菅流クッキングvol.5
モリソバ花山葵添え
「やっぱり猫が好き」 盛岡と云ったら、何と云っても、「ワンコソバ」だろう。 出雲の「割子ソバ」も面白いが、ワンコソバは濃厚な郷土色を発揮して、マグロやスジコなどのブツ切りあり、鶏肉のソボロあり、ナメコあり、クルミ、葱、 […]
「やっぱり猫が好き」 盛岡と云ったら、何と云っても、「ワンコソバ」だろう。 出雲の「割子ソバ」も面白いが、ワンコソバは濃厚な郷土色を発揮して、マグロやスジコなどのブツ切りあり、鶏肉のソボロあり、ナメコあり、クルミ、葱、 […]
陸奥の大多鬼丸のおはなし むかしむかし、カミサマたちのじだいからずいぶんとたって、カンムテンノウがこのヨノナカをおさめていたころのことだっぺよ。ジゴクダっつうタンボでおなかがおおきくなったオナゴがせっせせっせとはたらいて […]
日本各地の桃太郎のおはなし むかしむかし、あるところにジイさまとバアさまがすんでおった。あるとき、ジイさまはやまへシバカリに、バアさまはかわへセンタクにいったのじゃ。バアさまがセンタクしていると、ドンブラコ、ドンブラコ、 […]
山幸彦、兄・海幸彦と出会う アメリカ合衆国には、素朴で、手軽で、おいしい料理がさまざまある。このクラム・チャウダーなども、アメリカの簡素で、おいしい料理の、傑作の一つだろう。私は、からっ風の寒い日に、ニューヨークのセン […]
常陸の香香背男のおはなし むかしむかし、カミサマたちがこのよのなかにくらしていたころのことじゃった。タカマガハラからぜんこくをヘイテイするようにめいれいをうけたタケミカヅチノミコトとフツヌシは、たくさんのカミサマたちをひ […]
イズモの八岐大蛇と須佐之男命のおはなし タカマガハラをおいはらわれた須佐之男命(スサノオノミコト)が、イズモのくにのヒイガワのじょうりゅうにあるトリカミにおりたったときのことじゃった。 クシナダヒメというちいさなムスメを […]
何を混ぜるのか、それが問題だ。 梅雨の時期ほど鬱陶しいものはない。 しかし、その梅雨の時期には、ミョウガタケだの、青じそだの、ラッキョウだの、ハジカミ(新ショウガ)だの、さまざまな匂いのものが萌だって、これをほどよくあ […]
スワの建御名方のおはなし むかしむかし、オオクニヌシがイズモのくにをおさめていたころのことじゃった。テンジョウカイにおわすアマテラスがオオクニヌシにくにをゆづってほしいとつたえるため、うでっぷしのつよいタケミカヅチをシシ […]
冬眠、暁を覚える 朝鮮では、冬季の野菜がとぼしいし、それに牛豚の肉や内臓を過食するから、そのとぼしい野菜の調理に熱心である。 日本人も、もちろん、野菜を色どり美しく、また、清潔にあんばいすることに、きわめてたくみな国民 […]
両面宿儺(リョウメンスクナ)のおはなし むかしむかし、ニントクテンノウのころのことじゃった。ヒダノクニのデワガヒラのやまがくずれ、ホコラがあらわれた。 そのなかにおったのは、あたまのぜんごにかおがふたつ、テアシがよっつづ […]