島根県西部の端に位置する「津和野町」。山口県と隣り合う、森林に囲まれた小さな町です。どんな特徴の地域なのか、データや写真をもとに見てみましょう。
データと写真で見る
津和野町のきほん
●アクセス

《飛行機》
萩・石見空港から津和野駅まで車で約50分
山口宇部空港から津和野駅まで車で約90分
※羽田のみの発着
《鉄道》
新山口駅—(JR山口線)— 津和野駅 約100分
益田駅—(JR山口線)—津和野駅 約40分
●人口 ※2020年10月末時点
7115人
●森林面積

●高津川
高津川は支流を含め貯水ダムがない一級河川で、源流から日本海まで新鮮な水が流れゆく日本有数の水質です。国土交通省が行う水質調査では2010年から4年連続で日本一になったこともあります。
●星空

環境省が行っていた全国星空継続観察では、2009年に津和野町が本州で一番星が見えやすい空に選ばれています。日本初の公開型天文台「日原天文台」も人気です。
●特産品

わさび、鮎、山菜、冬虫夏草、モクズガニ、茶、地酒、石州和紙など
●歴史
「殿町通り」

国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている町の中心地には、かつての藩校や家老などの武家屋敷、江戸~明治時代にかけての商家が並び、旧津和野城城下町の風情が残っています。
「太皷谷(たいこだに)稲成神社」

日本五大稲荷の一つ。正月には数十万人もの参拝客が訪れます。山の中腹に建つ朱色の社殿は麓から見上げると圧巻です。
「乙女峠マリア聖堂」
隠れキリシタンが殉教したと言われる乙女峠に建つ聖堂。
「森鴎外生誕地」
明治の文豪・森鴎外が幼少期を過ごした旧宅が町内にあります。教育に力を入れていた津和野では、藩校を中心に他にも哲学者の西周や、日本地質学の父・小藤文次郎なども輩出しています。
森を取り巻く豊かな自然と近代文化の名残が併存している点は、他の山間部と比べて津和野町ならではの特色です。観光客が多く訪れるのも頷けます。まずは旅気分で足を運んでみるのもいいですね。
【参考】
http://tsmoyo.jp/
http://www.machimura.maff.go.jp/machi/contents/32/501/index.html
