思考の単位を変えた山暮らし
岡部文彦の場合
僕が山に入った理由 僕は今、岩手県岩泉町で林業を学んでいる。毎朝自分で弁当を作って、現場に向かう。1年以上が経って、ようやく伐採をさせてもらえるようになった。どうやったらうまく安全に倒せるか?1本1本考える。切り倒した木 […]
僕が山に入った理由 僕は今、岩手県岩泉町で林業を学んでいる。毎朝自分で弁当を作って、現場に向かう。1年以上が経って、ようやく伐採をさせてもらえるようになった。どうやったらうまく安全に倒せるか?1本1本考える。切り倒した木 […]
長年勤めた会社を辞めて、山に家を持った コロナ禍真っただ中の2020年11月に約20年勤めた会社の役員及び、自ら立ち上げて12年が経った会社の代表を辞めた。 そして、それとほぼ同時に富士箱根国立公園に含まれる山梨県山中湖 […]
植物と共に巡るわたしたちの暮らし 同じ場所にずっと暮らしていると、ここにはこの植物がこの時期に出る、というのがインプットされて、頭と体にゆるやかな地図のようなものができる。 早春。もう保存の野菜が尽き始める頃の野草は貴重 […]
2005年2月、それまで京都で造園の仕事をしていたが、結婚を機に長野県伊那市に移住した。その年は地元の人でも「今年は寒い」という程の年で、築100年近い貸家の中は外気温と同じマイナス10~マイナス15℃。お風呂のお湯は翌 […]
田舎で暮らしていると、里と山の間には柵で囲われたような隔たりがあるのを感じる。あっちの世界とこっちの世界というような。人は鹿やイノシシを害獣と呼んで、畏敬というよりは畏怖の念、そういった感情を動物たちに抱いている。そうじ […]
人間が学ぶべきことはすべて自然の中にある“アドベンチャーレースが教えてくれたこと” 27歳の時、友人から誘われて静岡県で開催されたアドベンチャーレースに出場した。アドベンチャーレースとは、主催者が設定した自然の中のコース […]
夢は語ってみるものだ 僕が地元である長野県飯島町に帰ってきたのは23の時のこと。長女を授かったことがきっかけとなった。3年ほどの遠距離恋愛を乗り越え、結婚。家族ができたら“自分の育った場所で家庭を築きたい”と当たり前のよ […]
やっぱり山なくしては暮らせない 6歳になるとき、東京から長野県の白馬村へ引っ越してきた。両親ともに山が好きで「山がきれいに見える」という理由で選んだ中古の家。家の裏には栗の木が一本、あとはずーっと広く田んぼが広がっていた […]