ヒビキツアーズ
# 33
薬草を訳そう!
焚火ナイト vol.5
2023.3.17

通算5回目となる「焚火ナイト」の開催が4月1日(土)に決まりました!今回は新芽が芽吹く春に味わいたい“薬草”が主役です。まだ少し肌寒い春の宵に、焚火にあたりながら旬の素材を食べたり飲んだり、ゆるゆると過ごしましょう。

写真:こばやし りほ/文:田中 菜月

コーラにもなる薬草?

瑞々しい若葉が開く春。山菜を心待ちにしている方もいるでしょうか。山菜は栄養価が高く、その苦みにはデトックス効果があるなどと言われ、中には薬草として古来から使われてきたものも多くあります。

薬草は漢方として今でも親しまれていますが、最近ではコーラの素材としても使われるようになりました。

●ぎふコーラ取材記事(photo by Isao Nishiyama)
https://hibi-ki.co.jp/oishiimori013/

とはいえ、こうしたクラフトコーラや漢方はあまり身近とは言えないでしょう。ではここで、「ハーブ」「スパイス」といった言葉に置き換えてみるとどうでしょうか。なんだか身近に感じてきませんか?

ハーブといえば、バジルやレモングラスなどの植物の葉を使うことが多く、クミン・コリアンダー・ブラックペッパーなどのスパイスは植物の種がよく使われています。さらに言葉を変えて「薬味」になると、ニンニク・ショウガ・ワサビ・シソなど、普段の料理でもよく目にする素材が出てきます。

このどれもが植物であり、それぞれに効能があることから、すべて薬草とも言えます。

今回の焚火ナイトでは、遠いようで意外と身近な薬草にふれることで、自分なりの薬草の楽しみ方や味わい方が見つけられる内容になっています。おなじみの焚火では、「薬になる木」をテーマに薪を用意していますし、ウッドハーブティーのブレンド体験、山菜・ハーブ・スパイスを使った料理やドリンクの販売もあります。

焚火ナイトの世界に飛び込んで、ぜひ自分なりに薬草を訳してみてください!

●イベント名
焚火ナイト by 響hibi-ki

●テーマ
薬草を訳そう

●概要
日 時:2023年4月1日(土)18:00~21:00
参加費:無料
会 場:KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE(岐阜県各務原市)
※雨天中止・イベント時に建物内へは入れません

●主な内容
・点火式
・産地の見える焚火
・トークライブ
・ウッドハーブティーのブレンド体験
・焚火教室

●飲食出店
ドイツデリカテッセン クリンゲン
NONACA DELICA
天ぷら屋やまとや
ajara(アジャーラー)
ぎふコーラ
・響hibi-ki STAND

産地の見える焚火
vol.5は薬になる木

今回は6つの焚火台を設置する予定です。使用する薪は「薬になる木」をテーマに、響hibi-kiの取材先から3つの樹種に絞って集めてきました。

《今回使用する薪》
・滋養強壮:アカマツ/長野県伊那市/やまとわ
・血行促進:カラマツ/長野県根羽村/幸山明良
・整腸:キハダ/長野県大町市/キハダ飴本舗
※左から、薬の効能:木の種類/産地/生産者

アイアンキャンプギアをつくる〈flames〉松永裕詳さん。焚火ナイトでは毎回焚火マスターを務める。

点火式では、焚火マスター・松永さんの指名でその場にいる来場者の方にも薪への点火のお手伝いをしてもらいます。興味のある方は18時15分頃にステージ周辺へお越しください。

焚火エリアの中央にあるステージでは、常時トークライブも行います。薬草にまつわる話はもちろん、焚火マスターの公開取材や次回の焚火ナイト企画会議など、焚火ナイトならではのトークを繰り広げます。お酒を飲んだり、山菜料理に舌鼓を打ったりしながら、のんびりとラジオ感覚でお聞きください。

《トークライブのタイムテーブル》
18:15 点火式
18:30 薪の作り手と牛たち(?)とオンライントーク
19:00 焚火マスター公開取材
19:30 次回の焚火ナイト企画会議
20:00頃 終了

ウッドハーブティーの
オリジナルブレンドをつくる

各務原市にある〈湯癒草々/恵みの湯〉さんが講師を務める、オリジナルウッドハーブティーのワークショップを開催します。恵みの湯は、自社栽培した薬草・ハーブを使った薬草湯やサウナが人気の温浴施設です。恵みの湯のハーブ3種と響hibi-ki編集部がセレクトした3種類の木がコラボし、それぞれ好きな組み合わせでブレンドしたウッドハーブティーをつくることができます。木の素材が加わるとどんな風味のハーブティーになるのでしょうか?ぜひお試しください!

ハーブティーのイメージ(写真提供:湯癒草々/恵みの湯)

●時間
18:00~21:00のあいだ随時

●参加費
〇〇〇円(決まり次第更新します)

森のBARへようこそ

響hibi-ki 編集部が〈moriwaku cafe〉とコラボして出店する〈響hibi-ki STAND〉も要チェックです!前回に続き森の素材を使ったビールや、ヒノキ・クロモジを使ったカクテルドリンクなど、他にはない味にふれられます。

《カクテル》
・ヒノキ角ハイボール
・クロモジントニック など

《ビール》
・森の座ペールエール/アカマツ/In a daze Brewing
・森のたね/クロモジ/FUJIYAMA HUNTER’S BEER
・HINOKI ALE-YOKI/ヒノキ/同上

薪割り体験と
はじめての焚火教室

焚火ナイトがはじまる前のお昼の時間帯には、薪割り体験や焚火マスター・松永さんによる焚火教室をイベント会場で行います。薪割りは、お子さんでも体験しやすい「キンドリングクラッカー」という道具を使う予定です。空いていれば誰でも薪割りにチャレンジできます!

今回の焚火教室は子ども向けと大人向けに分けました。それぞれの目線で焚火マスターの松永さんが焚火のコツを教えてくれます。今年こそは焚火デビューするぞ!という方にぜひおすすめです。

①「薪割り体験」
●時間
15:00~17:00
●参加費
無料
●定員
なし!

②「子ども焚火教室」
●時間
16:00~16:30
●参加費
税込1,000円/人
●定員
5名 ※満席です

③「大人の焚火教室」
●時間
16:45~17:15
●参加費
税込2,000円/人(お土産の薪付き)
●定員
5名
●予約
http://ptix.at/tCvZqK
※入場料は不要

奥深い焚火の世界を堪能するとともに、お酒や料理を通じて春を存分に味わえる焚火ナイト。この日、この場所でしか体感できないことを一緒に楽しみましょう!

田中 菜月 (たなか・なつき)
1990年生まれ岐阜市出身。アイドルオタク時代に推しメンが出ていたテレビ番組を視聴中に林業と出会う。仕事を辞めて岐阜県立森林文化アカデミーへ入学し、卒業後は飛騨五木株式会社に入社。現在は主に響hibi-ki編集部として活動中。仕事以外ではあまり山へ行かない。