hibi-ki的 がんばらなくていい移住
# 3
山梨県都留市
都心に近い森の学び場
2021.5.13

都会を出て地方で暮らす。そんな生き方が当たり前になってきました。ハードルは低く、意識も気軽に、移住できる場所を編集部が探しました。そこにはどんな働き方や生き方があるのでしょうか。全国各地の人や地域を訪ね、森や自然のある暮らしを紡ぐためのヒントを探っていきます。 “移住実践編”の第3回は、都心から比較的近い、富士山麓にある山梨県都留市です。

写真:西山 勲/文:田中 菜月

都留市のオススメポイント9

都留市での実際の暮らしや仕事、移住のあれこれを知るため、9つの視点に記事を分けて紹介していきます。気になるところから読んでみてください。

1
都留市ってどんなところ?
2
学校をはじめた森林組合
3
三者三様の組合職員
4
仕事を遊びにする保育園児たち
5
どんな子でも俺んとこに来い!
6
“変な人?”を養成する大学
7
DIYでグランピング場をはじめた移住者
8
移住したらこんな特典が!
9
森林組合に入ったら?

子どもから大人まで
森に学ぶ場が充実

都留市は山梨県の東部に位置し、人口約3万人が暮らす小都市です。1000m級の山々と豊富で清らかな水資源に恵まれている一方で、都心から車で約70分というほどよい生活環境の地域でもあります。自然農法で農業をはじめたり、薪を自分でつくってストーブの燃料にしたり、自然に近い暮らしを見出す移住者も増えています。

また、市内に大学が3か所あるなど教育面に特徴があります。特に子どもから大人まで“森に学ぶ場”がさまざまな形で展開されています。自然を通じていろんな人と関わることで感受性を育んだり、森への関わり方を知ったり、地域にあるフィールドや資源を活用した取り組みが伸びてきています。

南都留森林組合で
森の担い手を募集中!

山梨県の都留市・上野原市秋山地区・南都留郡道志村・南都留郡西桂町を対象エリアに森林整備などを行う『南都留森林組合』では現在、森の担い手を募集しています。「未来につながる森づくり・森を軸とした地域づくり」を目標に掲げ、木材の生産だけでなく、森林という空間を活用した学びの場を提供するなど、これまでの森林組合の枠を飛び出した活動をはじめています。

移住者や地元住民などの取材記事も合わせて読んでみてください。興味がわいてきたら下記の窓口に問い合わせてみたり、実際に都留市へ行ってみたりするのもいいですね。都留の森に分け入り、深呼吸して自然を感じ取ってみてください。

南都留森林組合の求人に興味のある方はこちらへ

【地域のことや移住に関する問い合わせ】
都留市役所移住・定住相談センター
山梨県都留市上谷1-2-3都留市エコハウス内
TEL 0554-56-7511
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田中 菜月 (たなか・なつき)
1990年生まれ岐阜市出身。アイドルオタク時代に推しメンが出ていたテレビ番組を視聴中に林業と出会う。仕事を辞めて岐阜県立森林文化アカデミーへ入学し、卒業後は飛騨五木株式会社に入社。現在は主に響hibi-ki編集部として活動中。仕事以外ではあまり山へ行かない。