日本の木を中心とする自然素材でつくられた民藝や日用品、その作り手を取り上げる「にっぽん民藝journey」。今回は響 hibi-ki STOREの新商品、国産ブナ材を使ったけん玉を紹介します。
けん玉の歴史って?
けん玉というと“昔の遊び”のイメージがありますが、いつからあるものなんでしょうか。
日本けん玉協会のHPを見てみると、今の形のものは大正時代につくられ、「日月ボール」として普及したのが始まりなんだそうです。
また、けん玉の原型は海外にあるとされ、16世紀のフランスの貴族や上流階級の遊びにルーツがあるという一説があります。時を経て、江戸時代に日本でもけん玉に近い遊びが広がり、現在のけん玉へと形を変え、定着していったのでした。
今では、ワールドカップが開かれるほどの競技へと進化したけん玉。競技の公平性と、繊細な技を追求して開発されたのが“競技用けん玉”です。日本けん玉協会が認定する、均一な規格のけん玉のことを指します。
プロ仕様のけん玉で
技を磨く

赤/青/緑/黄/ピンク/水色/黒
響hibi-ki STOREで取り扱っているのは、競技用けん玉生産日本一の<山形工房>でつくられているけん玉です。同工房は日本けん玉協会の認定製造業者に選ばれ、40年以上けん玉づくりに取り組んできました。
山形工房の競技用けん玉は、熟練職人の技術により精度の高い仕上がりとなっています。そして、この精度が技の可能性を高めることにつながります。というのも、玉とけんを結ぶ紐を取り付ける穴の位置や、玉を受け止める皿のふちの丸みなど、細かな調整を加えることで技が決まりやすいようにつくられているのです。
また、素材には国産のブナの木が使われています。硬い材質のため、技を決めるごとにいい音が響くでしょう。

さまざまな技に挑戦することで、リズム感やバランス感覚が養われる点はけん玉の魅力の1つです。全身を動かしながら頭も使うため、脳機能の活性化や認知症の予防にも効果があるのではないかと注目されているそうですよ!
山形工房の動画やアプリでは、多種多様な技が解説されています。動画を活用して練習を重ねることで上達しやすくなること間違いなし!日本けん玉協会が行う級や段位の認定試験を受けてみたり、大会にもチャレンジしてみるのもいいですね。新たな趣味として、けん玉を始めてみませんか?
