ヒビキツアーズ
# 20
奥能登国際芸術祭2020+
海の見える製材所で
2021.9.4

山・林業・アウトドアなど森にかかわる全国のイベント情報をお届けする連載。今回は、能登半島で開催される国際芸術祭を取り上げます。

写真:掲載先/文:高岸 昌平

製材所が舞台のひとつに!
まちを巻き込む国際芸術祭

能登半島の最北端に位置する石川県珠洲(すず)市。日本海での海上交易で栄えた歴史を持ち、今でも土地に根付いた伝統や祭礼、食文化などが「能登の里山里海」として世界農業遺産に認定されています。そんな珠洲市で2020年に予定されていた国際芸術祭が『奥能登国際芸術祭2020+』として2021年9月4日(土)から開催されます。

奥能登国際芸術祭2020+

世界各地のアーティストの作品が珠洲市に点在する中で、編集部が注目したのは製材所を舞台とした改築プロジェクトです。イベント開催当日に向け、改築作業が進んでいるようです(トップ写真は新出製材所で撮影されたイメージです)

Noto Aemono Project
素材生産者・職人・デザイナー・建築家が本音で向き合い商品開発をするaemono projectが「Noto Aemono Project」として珠洲市で結成された。

改築プロジェクトにかかわるのは、海沿いに建つ一軒の製材所に魅せられた沖縄・東京・珠洲に住むデザイナーと職人。それぞれが手をとりチームを結成しました。テーマは「地域材の循環」。家具を通じて山と海、人と暮らしの繋がりを表現します。そして、壁には透明なアクリル板を使うことで「海の見える製材所」の空間ができあがります。

Noto aemono project product
地元の木材で作られたテーブル・ベンチ

普段は現役の製材所として稼働している新出製材所も国際芸術祭の会期中はおにぎりなどの軽食を販売する予定だそう。アート鑑賞の合間に、地元木材のベンチに腰掛け、潮風に当たりながらおにぎりを頬張るのも良いなと期待が膨らみます。

●開催期間
2021年9月4日(土)〜10月24日(日)
※一部作品会場で休館日を設けています。お出かけの際は公式HPをご確認ください。
※また、コロナウイルス等感染予防対策を十分に行ったうえお出かけください。
●場所
石川県珠洲市全域
●参加アーティスト
16の国と地域から53組
●作品鑑賞パスポート
一般:前売り2500円/当日3000円
大学生:前売り1000円/当日1200円
中高生:前売り300円/当日500円
※前売り期間:9月30日まで
●奥能登国際芸術祭2020+HP
https://oku-noto.jp/ja/
https://oku-noto.jp/ja/artist11.html
●新出製材所HP
https://www.shindesawmill.com/
●aemonoサイト
https://aemono-shop.com/
●Noto Aemono Project ブログ
http://blog.aemono-shop.com/?eid=293
高岸 昌平 (たかぎし・しょうへい)
さいたま生まれさいたま育ち。木材業界の現場のことが知りたくて大学を休学。一人旅が好きでロードバイクひとつでどこでも旅をする。旅をする中で自然の中を走り回り、森林の魅力と現地の方々のやさしさに触れる。現在は岐阜県の森の中を開拓中。