森、林業、木材と結びつきのある全国のイベント情報をお届けする連載。今回は東京のギャラリーで開かれる『樹の一脚展』について紹介します。
写真:掲載先/文:田中 菜月
30の工房がそれぞれつくる
地域材を使った“一脚のイス”
神戸・六甲山と埼玉・三富(さんとめ)地域の雑木林から伐採された木々を使って30の工房が製作した、渾身のイスが一堂に会する特別展です。展示されたイスにふれて座ることができます。
さらに、ドローナイフを使って樹を削るワークショップや講演会も開かれます。家具製作では意外と使われることのない地域材。その活用例を通して、身近にある森の未来について考えるとともに、実際に目で見て香って、質感を確かめられる貴重な機会です。お見逃しなく。
●開催期間
2021年2月5日(金)~3月31日(水)
●会場
「Gallery A4(ギャラリーエークワッド)」
東京都江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1F
●開館時間
10:00~18:00
(土曜日と最終日は17:00まで)
●休館日
日曜・祝日
●入場料
無料
田中 菜月 (たなか・なつき)
1990年生まれ岐阜市出身。アイドルオタク時代に推しメンが出ていたテレビ番組を視聴中に林業と出会う。仕事を辞めて岐阜県立森林文化アカデミーへ入学し、卒業後は飛騨五木株式会社に入社。現在は主に響hibi-ki編集部として活動中。仕事以外ではあまり山へ行かない。