ひビキのヒび
# 26
飛騨五木ではたらく
2023.9.4
photo by Isao Nishiyama

響hibi-ki編集部の日常を綴る「ひビキのヒび」ですが、会社全体の日常だったり、働いている人たちの雰囲気だったりもたまには載せていこうかなと思います。飛騨五木ってどんな人たちが働いているんだろうと気になる方は、ぜひ参考にしてみてください!

写真:飛騨五木株式会社/文:田中 菜月

どんな人が働いてる?

まずは会社を擬人化するとどんな性格なのか整理してみました。

【会社の性格】
・新しいことが好き
・とりあえずやってみる
・せっかち

こんな性格の人、身近にいませんか?
会社を擬人化するとこうなりますが、社員一人ひとりの性格はバラバラで、会社の性格とわりと重なる人もいれば、あんまり重なっていない人もいます。

では、実際に働く人たちはどんな感じなのか。響hibi-ki編集部が勝手に暴いちゃいましょう。

岐阜支店で行った入社式のときのひとコマ(2022年4月)

【社員全体の特徴】
・女性比率は約7割
・平均年齢は約29歳
・趣味や価値観はバラバラ

わかりやすい点をあげるとこんなところでしょうか。女性の方が多いので男性は肩身がせまいかもしれません。数少ない男性陣たちで男子会なるものもまれに開催しているようです。

社員は20~30代がほとんどで、管理職も30代、役員だけ50代です。年齢層が若めなのもあってか、会社としても柔軟な思考の人が多いように思います。なので、服装もわりと自由で、オフィスカジュアルではなく、ガチカジュアルです。

出産・育休でしばらく職場を離れる社員を送り出そうと開いた「ありがとう会」のひとコマ。

会社って似たような人たちが集まっているイメージがありますが、先述のように飛騨五木の場合はそうでもありません。そのあたりは社員がパーソナリティを務めるラジオ〈ゴボラジ〉を聞いてみるとよくわかると思います。
▼ゴボラジ
https://open.spotify.com/show/25GofkbHA1Bf3QU9bL5Rg5?si=54860eea09374aea

考え方も好みもちがうので友だちみたいに仲いいとかそんな感じではないですが、そのちがいを面白がっているところもあります。社員同士がお互いのちがいを尊重しようと意識しているのは確かです。

そして、組織としては上記の8項目等を大切にしながら、「森林業界」というフィールドで最もクリエイティブな集団であることを目指して、日々チャレンジし続けています。

転職者から見た飛騨五木

長く働くほど自分の会社のことが客観的に見えなくなるものです。そこで、入社1年未満の転職者に飛騨五木がどんな特徴の会社に見えているのか聞いてみることにしました。実際に話を聞いてみると、魅力的に映るところもあれば、戸惑う面もあることがわかってきました。そのうちのいくつかをピックアップしてみます。

【転職者の声】
・「他部署の社員の仕事についてもっと知りたくなる」
・「部長レベルの上司と直接やり取りする場面がたまにあって緊張する」
・「会社の指示を待って動くことが少ない。自分で考えて仕事を進められるので自由を感じる」
・「社員それぞれが自分の仕事に集中して取り組んでいる」

飛騨五木の社員が担っている仕事の領域は、
①木造建築の設計
②遊び場事業の新規開拓
③遊び場施設の運営
④社内・社外のデザイン制作
⑤広報
⑥木製品のショップ運営
⑦自然エネルギー事業
⑧総務経理
です。領域によって仕事内容がまったく異なることや拠点が別々ということもあり、他の社員たちがどんな仕事をしているのか気になってくるものです。わからないからこそ、自分からコミュニケーションを取ってみようというきっかけになっている気もします。

社員数は13人なので、各領域を担当する社員は1~2人になります。人数が少ないからこそ意思決定のスピードは異常に早いです。部長レベルの上司と新入社員が直接やり取りするケースも多く、ラフな仕事の相談がしづらく感じるときもあるようです。ただ、社員同士は年齢が近く話しやすい距離感のため、社員同士でフォローし合いながら働いています。

また、少数精鋭なので社員にある程度の裁量権があり、自分の裁量で動ける範囲が広いからこそ自由を感じられると言えます。その一方で、任される範囲が広すぎてしんどく感じる人もいるでしょう。あれこれ指示されるより、自分で考えて動きたい人の方が性に合っているかもしれません。

私はというと、飛騨五木に入社して7年目になりますが、実は入社したときから3年で辞めるつもりでいました。ですが、社内の働く環境が徐々に整ってきたため、働きやすいしわざわざ辞めなくてもいいかーと思って居座り続けています。
自分にとっては
①古い価値観ゴリゴリでめんどくさいことを言ってくる人がいない
②自分の得意なこと・興味があることをやらせてもらえる
③無駄な残業がない
といった点が面白く働き続けられている要因かなと思います。

グループ会社の井上工務店を含めた飛騨五木グループ一同。

かなり偏った視点からの会社紹介でした。少しは飛騨五木の雰囲気が伝わったでしょうか?今後はそれぞれの領域でどんな仕事をしているのか、若手社員に取材した内容を記事にまとめていきます!

田中 菜月 (たなか・なつき)
1990年生まれ岐阜市出身。アイドルオタク時代に推しメンが出ていたテレビ番組を視聴中に林業と出会う。仕事を辞めて岐阜県立森林文化アカデミーへ入学し、卒業後は飛騨五木株式会社に入社。現在は主に響hibi-ki編集部として活動中。仕事以外ではあまり山へ行かない。