群馬県の最北端に位置するみなかみ町。どんな特徴の地域なのか、データや写真をもとに見てみましょう。
データと写真で見る
みなかみ町のきほん
●アクセス
《車》
東京から約90分
新潟から約120分
《鉄道》
・東京方面
東京駅 ー(上越新幹線)ー 上毛高原駅 66分
上野駅 ー(高崎線)ー 高崎駅 ー(上越線)ー 後閑駅 約3時間
※上越線をご利用の場合は後閑駅以外にも、土合駅、湯檜曽駅、水上駅、上牧駅があります
・新潟方面
新潟駅 ー(上越新幹線)ー 上毛高原駅 61分
●人口
18,128人 ※2021年6月1日時点
●森林面積
※森林面積は野草地含む
●自然
みなかみ町がある群馬県と新潟県の県境の山稜一帯は、太平洋から、そして日本海からの大気がちょうどぶつかる、中央分水嶺であり、脊梁山脈となっています。そのため、標高の高い町の北部では冬になると1m近く積雪することもあるほどです。こうした気候の影響を受けた特殊な地形・地質が特徴で、希少な動植物も生育するなど独特な自然を有しています。
「大水上山」(標高1,831m)
みなかみ町、新潟県魚沼市、南魚沼市にまたがる山。1954年の調査で大水上山の南面の雪渓(夏でも雪が溶けずに残っている谷)が利根川の水源であることが確認されました。
「谷川岳」(標高1,963m)
みなかみ町を代表する名山であり、日本百名山の一つ。かつて氷河があったことから、断面がU字型の谷など独特な地形を観察することができます。特に紅葉の絶景を目当てに多くの登山者が訪れています。
「みなかみユネスコエコパーク」
ユネスコエコパークの正式名称は「生物圏保存地域」のことで、“自然と人間社会の共生”を目指す取り組みです。国内にある9つの登録地のうちの一つが、みなかみユネスコエコパークです。みなかみ町を中心として、隣接する新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町の一部から構成されています。詳しくはこちら
●アウトドアアクティビティ
トレッキング、スキー、スノーボード、スノーシュー、ラフティング、カヌー、バンジージャンプ、キャニオニング、サイクリング
●ダム
水資源が豊富なみなかみ町には7つのダムがあります。中でも利根川の上流部にある4つのダムによって水が蓄えられることで、首都圏(東京都・千葉県・茨城県・群馬県・埼玉県・栃木県)の約3,000万人に給水されています。東京や埼玉の水道水の約8割が利根川や荒川由来のものだそうです。
●温泉
町内には90本を超える源泉が存在し、「みなかみ18湯」で知られる温泉地が点在しています。平安時代から続くと言われる温泉地もあれば、近代以降に誕生したところも少なくないようです。泉質は火山性ではなく、古い時代にできた地層が関わっていて、雨水が地中の奥深くまで浸透して熱源に暖められたものが温泉として湧き出しています。そうして地表に出てくるまでに約50年もの歳月がかかっているのだそうです。
●温泉の詳細はこちら
http://www.enjoy-minakami.jp/spagroup.php
贅沢すぎる自然資源があるみなかみ町だからこそ、アウトドアアクティビティや温泉が充実しているのであり、それらが地域内外の人を惹きつけて離さない魅力になっています。
【参考】
https://www.town.minakami.gunma.jp/politics/02gaiyou/index.html
http://www.machimura.maff.go.jp/machi/contents/10/449/index.html